女子大生から見えた世界

自家製という言葉に弱い。プリンと明太子ください

SNSから離れたら見たもの【一足早い夏休み】

 こんにちは!しおりです

 

突然ですが、1週間ほどSNSというSNSすべて通知を消して電話とメッセージのみで生活していました。

というのも、最近頑張りすぎて疲れてしまい田舎のおばあちゃんの家に4日ほど帰っていたのです。

『どうせならとことん東京から離れて暮らそう。』

そう思ったらなんだかスッキリして、すべてのSNSを遮断しました。

(と言っても友人と繋がっている”本垢”を断っただけであって、知り合いは誰も繋がっていない趣味で見つけた人たちをフローしている”裏垢”は見ていました。)

 

そんなこんなで、

心の声(感性)を重視した【一足早い夏休み】

が始まります。

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おばあちゃんの家は農家で、育てた野菜を食べて暮らしています。

台所に並んでいるトマトは官能的と言えるほどに熟していて新鮮な野菜を食べられる喜びを噛みしめていた初日を印象強く覚えています。

 

毎朝8時には起きて、おばあちゃんとテレビを見ながら(既にこの時間祖母と祖父は朝ごはんを食べ終えている)朝ごはんを食べます。

『そういえば朝ごはんて最近食べてなかったな』と気づいたのは3日目の朝でした。朝から新鮮な野菜を食べると、体の中までみずみずしくなったような気持になります。

 

1日1冊本を読んで昼寝して、気が向いたら外で水彩の絵を描いて、1日2回は畑道を散歩しました。一見退屈そうに見えるかもしれませんが、心の声に従ったら今したいことはこれだったのです。

それにもし東京で絵を描くとなったら、場所は?描いた後の絵は?・・そんなこと考えずに好きな時好きな場所で好きなものを描くことができるのが田舎の素敵なところです。

散歩だって、東京で自転車を走らせて走らせてとこまで行っても見えるのは人と建物。田舎では人に会うことは少なく、見えるのも畑や雑木林。好きな音楽をかけて歌いながら散歩しても誰からも変な目で見られることはありません。

 

ここにいると好きなことを好きと言える。上手くなくていい。

誰も咎めるない。誰も笑わない。誰も心配しない。

 

それが私の心をどんどん軽くしていきました。

 

そしたらあっという間に夕方になって夕飯を食べてお風呂に入ったら21時過ぎで1日が終わっている。

ただそれだけなのに、”自分の心の声を大切に”というテーマの元暮らしていたのでとても充実感がありました。

 

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あまりにも平和で、なんだかポカーンとしてしまった昼過ぎ

『東京に帰ってもいいかな』

と、ふと思った。

『え?』

驚く自分と妙に納得している自分がいました。

東京にいるときはどこに行っても人がいていろんなものが渦巻いているあの空間に耐えられなくなって逃げてきたのに。こんなにもここは好きなことを好きと言える場所なのに。

故郷としてまたは家族や友人が恋しくなって東京に戻ってもいいと感じたのではないということははっきりわかっていました。それは突然頭の中にあらわれた言葉で、それ以上でもそれ以下でもないということ。そして考えるのをやめた。きっと言葉に出さなくても自分の心はそれを知っている。それだけで十分だ。そういう気持ちにさえなることができたとき、心がスーっと広がりました。

 

わたしは意思を持ってこの土地に戻ってきました。

渦巻く流れの中で足を止めた。流れに逆らったら倒れた。

でも足を止める意思を、自分を見つめる勇気をわたしは持っている。

それが何よりも誇らしい

 

 

昨日1週間ぶりにSNSを再開しました。

いつもやってたみたいに投稿を見ていいねして次の投稿を見ていいね・・

むりっ 

すっかりSNSは苦手になってしまいました。

友人たちの近況を知ったり面白いことを共有して当たり前に過ごしていたのに

たった1週間でわたしの心は今までよりも正直になってしまいました。

しかし正直な自分の心を愛しくさえ感じます。

 

これからはもっとこの街でものびのびと私らしく過ごしていこう。

そう感じた初夏でした。